(昔の話)あの部屋に友人がやってきた

さて、一人で、あの怖い部屋で働くことになった私。

お忘れかも知れませんが、そもそも、この部屋は、一歩入るだけで、体がずしっと重く、だるくなる部屋です。
こんな部屋で、数ヶ月にわたり、一日中閉じこもっていて、無事ですむわけがありません。

私は、体調が徐々に悪くなってきていて、元気がなくなってきました。
一人になったことで、精神的にもかなり落ち込んでいたので、友人たちが心配して、休み時間にBビルまで来てくれるようになりました。

そんなある日

あの部屋で、休み時間に友人と話していると

「ピシッ!」
「パシッ!」
「ドン!」

ラップ音です。

もはや、ラップ音ごときでは驚かなくなっていた私ですが、友人を怖がらせてしまうのではないかと、気になりました。

いや、その前に、このラップ音が友人に聞こえているのか微妙です。

 

友人「い・・今のって何!?」

ばっちり聞こえていたようです。

未依「え・・なにが?」
とりあえず、すっとぼけてみます。

「ドン!」
「バシッ!」

・・・・・。
友人「ほ、ほら、今の音。なに?」


このフロアには、私たちしかいません。
エレベーターで、このフロアに来たとしても、私たちがいるガラス扉の近くからは、わかるはずですが、誰も来ていませんでした。

音は、同じ部屋で、何か物を落としたり、壁を蹴ったりしたような音です。

明らかに警戒し始める友人たち。
しーんとしたところで、

『う~・・・・。』

うめきやさんの登場です。

 

(続く)

↑この絵をクリックしていただけると、更新の励みになります
ブログランキング・にほんブログ村へ にほんブログ村