(昔の話)ハヤシ

新しく入った派遣のハヤシさん。

私は、今まで黙々と一人で仕事をしていましたが、ハヤシさんと二人で仕事をすることになりました。
仕事の基本的な部分は、私の上司が教え、その後、わからないことがあれば、私が教えるということになりました。

この頃の私は、数ヵ月に渡り、霊が大量に出る部屋で過ごし、体調不良が現れていたのですが、さらに悪いことに、性格が悪くなりました。

残業時間も多く、心身ともに疲れていたので、ストレスもあったと思います。
だけど、何が原因なのかなんて、もう分からないくらい、常にイライラしていました。

こんな私と二人きりで仕事をするはめになったハヤスが気の毒です。

そして、残念なことに、私をさらにイライラさせたのもハヤスでした。
ハヤスは、吹けば飛ぶようなモヤシのような人だったので、あまり存在感もなく、いるんだかいないんだかという感じです。
普通の人が、息を殺して、こそーっといるような感じで存在していました。

歩くのも、そーっと歩くので、足音があまりしません。
というか、ほとんどしません。
気づくと、居なかったり、別の場所からひょっこり現れたりします。
あの部屋では、いろんな幽霊がうろちょろしていました。
多い時には、渋谷の駅前くらいの幽霊賑わいになっていました。

そして、そんな幽霊賑わいに、ハヤシは見事にマッチしており、幽霊なのかハヤシなのか区別がつかなくなることがよくありました。

特にイライラしたのが、ハヤシが仕事でわからないことがあった時に、私に聞きに来るときでした。

(続く・・・)

 

ハヤシを探せ!!

 

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